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当センターの企画、運営により、大阪市建設局をはじめとした下水道関係機関や学識経験者のご協力のもと、JICA課題別研修「下水道システム維持管理(Ｃ)」コース（平成27年度）を実施しました。
９月６日〜１０月３１日までの約２ヵ月間にわたり、３ヵ国９名の研修員が、下水処理、汚泥処理、浸水対策等に関する計画、設計、施工、維持管理等に関する講義、実習、現場視察などの豊富な研修メニューに取り組みました。
 閉講式 (JICA関西) |
○研修生の出身国と人数 （合計9名）
| ・マラウィ共和国 | 3名 | ・スリランカ民主社会主義共和国 | 3名 |
| ・ベトナム社会主義共和国 | 3名 |
○研修日程はこちら （PDFファイル）
 講義の様子 |
 下水処理場見学 |
 水質試験所での実習 |
 シールド工事現場見学 |
今年度は、マラウィ、スリランカおよびベトナムから３名ずつの研修員が参加しました。
各国の３名が家族のような関係を築きながら、他国との絆も深め、互いに学びあいながら意欲的に講義や施設見学に取り組みました。
常に質問の飛び交う、熱気あふれる研修となりました。
開講式では全員が日本語で自己紹介をし、積極的に日本の文化を吸収しようという姿勢がみられました。
下水汚泥の様々な再利用法に代表されるような、日本人のリサイクルの精神や技術に非常に興味を持ったようです。全てを無駄にしない技術を創りだす日本人の能力を尊敬するという感想をいただきました。
「そんな日本人に不可能はない」との言葉に誇りをもち、その言葉に恥じないよう、我々担当者一同も来年度の研修や日々の業務の改善を目指し、力を尽くしてまいります。
当センターでは、平成２７年１１月２９日〜１２月１２日にかけて、JICA国別研修「ベトナム下水道経営研修コース」（平成27年度）を実施し、ベトナム建設省、
ハノイ市、ピンズオン省、ホーチミン市、ダナン市から、下水道の建設、維持管理や財政を担当する行政官１０名の研修員を受け入れました。
 閉講式（JICA関西） |
○研修日程はこちら （PDFファイル）
本研修は、国土交通省からベトナム建設省に派遣されている都市環境政策アドバイザー（JICA専門家）の活動の一環として、平成２３年度から実施されているもので、当センターは研修の企画、運営を担当しています。
ベトナムでは、複数の都市で円借款による下水道・都市排水施設整備が進められております。
そのため、本研修では下水道事業全般の講義、視察に加え、今後増加していくことになる施設の資産管理、円滑な事業運営のための下水道料金体系等の講義等を行いました。
本研修で得た知識は、各組織で共有され、下水道台帳システム及び下水道料金体系の整備をはじめとして、各都市の下水道事業に活用されます。