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当センターの企画、運営により、大阪市建設局をはじめとした下水道関係機関や学識経験者のご協力のもと、JICA課題別研修「下水道システム維持管理(C)」コース(平成26年度)を実施しました。
9月8日〜11月1日までの約2ヵ月間にわたり、7ヵ国11名の研修員が、下水処理、汚泥処理、浸水対策等に関する計画、設計、施工、維持管理等に関する講義、実習、現場視察などの豊富な研修メニューに取り組みました。
閉講式 (JICA関西) |
○研修生の出身国と人数 (合計11名)
・アゼルバイジャン共和国 | 1名 | ・コートジボワール共和国 | 1名 |
・マラウィ共和国 | 1名 | ・ナイジェリア連邦共和国 | 2名 |
・スリランカ民主社会主義共和国 | 2名 | ・ルワンダ共和国 | 1名 |
・ベトナム社会主義共和国 | 3名 |
○研修日程はこちら (PDFファイル)
講義の様子 |
下水処理場見学 |
水質試験所での実習 |
取付管敷設工事見学 |
今年度は、ナイジェリアおよびスリランカから2名ずつ、ベトナムから3名、その他4か国からそれぞれ1名ずつの研修員が参加しました。
お互いに、自国の文化や習慣などの違いを楽しく学び合う中で友情を育み、助け合いながら、講義や施設見学に意欲的に取り組みました。
我先にと競うように質問をし、活気ある研修となりました。
下水道分野はもちろんのこと、全ての分野において多くの最新の技術を開発しながら、一方では伝統が守られ、次世代に引き継がれていく日本の国民性に感銘を受けたようです。
また、常に最善を尽くす日本人の勤勉さから、模範になる国であるとの感想もいただきました。
その言葉にふさわしい働きをするべく、我々担当者一同も、来年度に向け、研修の更なる充実を目指し、尽力してまいります。
当センターでは、JICA国別研修「ホーチミン市下水道行政管理研修コース」(平成26年度)を、6月15日〜6月28日に実施しました。
2011年9月から2014年9月まで、「ホーチミン市下水管理能力開発プロジェクトフェーズ2」への取組みのため、大阪市建設局からホーチミン市にJICA長期専門家が派遣されておりました。
本研修は、そのプロジェクトの一環として開催され、今年度が最終となります。
閉講式(JICA関西) |
○研修日程はこちら (PDFファイル)
12名の研修員は、ホーチミン市人民委員会の下部組織である、洪水対策センター(Steering Center of the Urban Flood Control Program、SCFC)から参加しました。
JICA専門家からの要望に基づきカリキュラムが組まれ、高潮対策および浸水対策、広報、下水道計画および下水道台帳システム、汚泥処理、PFI事業など、プロジェクトに必要な内容を盛り込んだ講義や施設見学に取り組みました。
研修員が得た知識は所属部署で共有され、今後の経営管理及び施設の維持管理に活かされていきます。
当センターは、平成26年11月9日〜11月22日にかけて、JICA国別研修「ベトナム下水道経営研修コース」(平成26年度)を実施し、ベトナム建設省、ハノイ市、ビンズオン省、ホーチミン市から、下水道を担当する行政官や技術者ら9名の研修員を受け入れました。
閉講式(JICA関西) |
○研修日程はこちら (PDFファイル)
本研修は、国土交通省からベトナム建設省に派遣されている都市環境政策アドバイザー(JICA専門家)の活動の一環として、平成23年度から実施されているもので、当センターは、研修の企画、運営を担当しています。
ベトナムでは、複数の都市で円借款による下水道・都市排水施設整備が進められております。
そのため、本研修では、下水道事業全般の講義、視察に加え、今後増加していくことになる施設の資産管理、円滑な事業運営のための下水道料金体系等の講義、また、住民の理解および協力を得るための広報施設の見学等を行いました。
本研修で得た知識は、各組織で共有され、下水道台帳システムおよび下水道料金体系の整備をはじめとして、各都市の下水道事業に活用されます。